人生後半戦の暮らし方

毎日使う場所の整理

実家にほぼ住み込みで介護することになったことは前回までにお話ししました。まずは介護スペースを作ることに取り組んでいましたが、毎日使う場所の整理もしていました。それが台所です。



捨てるに捨てられないモノは移動する


台所にいる時間が長い

台所と言えば料理をする時、洗い物をする時に使う程度のはずなのですが、介護していないときは台所にいることが多くなりました。南側に居間、仕切りがあって北側に台所という間取りで、台所の隣に洗面・洗濯・風呂という水回りがあるのです。

収納棚で狭くなる

台所には西側の壁に収納スペース、北側に大型冷蔵庫・シンク・ガスレンジと並んでいてその上に天井までの収納スペース、その他に食器棚が2つ、電子レンジなどの調理器具を置く棚がありました。その他に食卓と椅子が4つ置いてあるという状態でした。(半分ボヤキです)

介護保険と食事

これらの収納スペースに食器と調理器具がびっしり詰まっていたのです。両親はすでに調理ができないでしたが、介護保険では母親の分の調理は賄えても父親分の調理はまかなえないという状態でしたし、私自身の食事もありましたので、自分で作るしかなかったのです。

消耗品を捨てる

台所を介護のバックヤードとするためにスペースを作ることにしました。両親は「捨てる」という言葉に敏感になっていることも前回までにお話ししました。ここでも「捨てる」のではなく移動したかったのですが、さすがに消耗品は捨てなければなりません。

    1. 使わなくなった食材(冷凍食品・調味料類など)
    2. 期限切れの保存食(昆布などの乾物類・調理種など)
    3. 使い捨ての食器(紙コップ・コンビニ割り箸など)
    4. 空き箱・空き瓶・よくわからない容器など




使うモノと使わないモノを分別する


自宅で料理することが多かった

なぜこんなに台所にモノが多いのかというと、両親は外食よりも自宅で食事をすることが多かったのです。母親が料理が好きだったという訳ではなく、外に出かけるのが面倒くさい、どこに行ってよいか分からないという父親の性格からだったと思います。

数回しか使わないモノが多かった

「捨てる」のではなく移動してもよいモノもたくさんありました。季節毎にしか使わないモノ、大人数でしか使わないモノ、専用にしか使わないモノなどです。それも複数セットあったのです。

    1. 季節毎に使う(正月用品、夏に使うガラス食器など)
    2. 大人数で使う(大皿と小さい皿、大量のコップなど)
    3. 専用で使う(ジンギスカン鍋・卓上コンロなど)
    4. 調理器具(製菓用・製パン・ミキサーの類など)

使わないモノは移動した 

食卓は介護スペースに移動してイスも2つだけにし、食器棚の1つも介護スペースに移動して多目的棚にしました。また使わないモノは物置と化した2階の部屋に移動しました。鍋・フライパンの類も多かったのですが、普段使うモノに限ることにしました。

モノが少なくすると気になるのは 

そして台所スペースの掃除です。モノを整理するよりもこちらのほうが大変でした。「モノが多いと埃が増える」と前回の最後にまとめましたが、水周りは埃ではなくこびり付いた汚れです。また今まで棚などに隠れていた場所の痛みもあり、掃除と修繕の繰り返しでした。

台所スペースを広くしたかった訳

なぜ台所スペースを広くしたかったかというと、乾燥機では間に合わない洗濯物を干すスペースを作りたかったのです。北海道の冬は洗濯物を干すスペースがなにかと必要なのです。またスペースができたことで洗面所まで車椅子での移動も可能になりました。



◆◆◆◆◆

台所のモノを少なくすることは簡単でした。使うモノと使わないモノの分別がしやすいからです。使ったものだけを棚の一ヵ所に集めておくと、2週間もすると使うモノが見えてきます。週末に使うモノと使わないモノの場所を一気に入れ替えることで使わないモノがまとまってきます。

本来ならここで捨てたいところですが、両親の気持ちを考え移動だけにしておきました。また料理もミールサービスを使うようにして、調理を簡単に済ませることで調理器具の使用を少なくしました。自分用の食事は作る気がしない時は、両親と同じ食事か外食と中食で済ませていました。

台所を使わなければモノは必要なくなるという考え方が基本となります。また料理上手というのは美味しい料理を作れるだけでなく、食材を使い切る、専用道具を使わない、片付け上手でもあることだと思います。身の丈に合った料理をすべきだと思います。

ネットにはレシピ情報が豊富に掲載されていますが、食材・道具・片付けなどについても同時に掲載して欲しいものです。(もうあるのかもしれませんが?)

    • 使わないモノは買わない
    • 買ったモノは使い切る
    • 代わりに使えるモノを使う
    • 使った後の片づけも考える