持たないから始めるシンプルライフ #4 四畳半となった自分の居場所を広くの巻

四畳半で暮らす

両親を介護するために単身で実家に引っ越し、介護スペースと台所の整理をしたところまで前回はお話ししました
私の部屋はというと、玄関を挟んで介護スペースの反対側の四畳半の洋室、かつて物置と化していた部屋となりました。今回はこの四畳半を自分の居場所にするまでをお話ししたいと思います。

 


物置と化した四畳半はやっぱり狭い


周りはすべて荷物 

私が通い介護を始めたころからこの四畳半は、2階まで荷物を運ぶことが億劫になった父親が普段使わないモノを押し込めてい部屋です。在宅介護を始めたころは、四畳半の真ん中に立つと周りはすべて荷物という状態でした。

天井まで積み上がる 

荷物は衣替えが終わった後の季節外れの衣類、読まなくなった本や雑誌、母親が使わなくなった古い車椅子や介護用品、古いミシンや編み機などの重い家財など、タンスと収納ボックスを駆使して天井まで積み上げられたいました。

捨てる抵抗症候群 

あれやこれやで四畳半のモノを一部は処分しましたが、両親の「捨てる抵抗症候群」を鑑みて極力移動しました。モノがなくなった四畳半は広く感じた、と言いたいところですが四畳半という広さは変わりません。

固定された暖房器具

四畳半には収納スペースがありましたが、半分は2階には移動できなかった重い家財を収納したことと、北海道ならではの暖房器具で灯油タンクとストーブが壁際に固定されていたのです。使える広さは四畳(6.6㎡)となりました。




四畳半を自分の居場所にするために


譲れない2つの家具 

ここで暮らすために必要なモノとして譲れない家具が2つありました。1つはベッド、在宅介護は24時間体制ですので眠れるときに眠る場所が必要でした。もう1つはパソコン作業用の机、仕事は休業状態でしたがこちらもできるときに仕事らしきものをしなければ頭が鈍ってしまうと考えたからです。

インターネットのチカラ 

インターネットがなかったら在宅介護はできなかったかもしれません。大量の紙本・レコード・CDなどは実家には持ち込めませんでしたので、徐々に電書に変え、音楽はダウンロードとストリーミングに変えていきました。他にも支払い関係はネット銀行にすべて移し、買物はアマゾンと楽天をフルに活用しました。

持ちモノは軽薄安小 

外出は両親がデイケアに出かける時間帯だけです。この間に外出と入浴など、所用をすべて済ませなければなりません。そうなるとノートパソコンよりタブレット、モバイルルーターなど持ち運びができるモノを揃えるようになりました。軽薄安小の製品を選ぶようになりました。(「安」は安いです)

着る服も変わった 

着る服も変わりました。伸縮性の高いストレッチ素材で選択が可能な服を好んで着るようになりました。介護は肉体労働の側面もあるため、体が動かしやすい服、汚れたら自宅で洗える服、そのまま寝れる服がよいのです。着心地がよく便利なので、両親にも同じような服を着せるようにしました。




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シンプルだけじゃないマイルールとは


介護という切羽詰まった状況の中でしたが、狭い部屋をどのように使うかのマイルールができました。基本は「シンプル」ですが、シンプルだけではルールにはなりません。

    1. 大切なことを確保する
    2. コンパクトにする
    3. 使いやすモノを少なく
    4. 時間のかからないモノ・サービス
    5. 使い終わったらしまう

1.大切なことを確保する
私の場合は、寝る(眠る)場所とパソコン操作の場所の確保。
 
2.コンパクトにする
小さいだけでなく、多機能もしくは代替可能なモノ・サービス。

3.使いやすモノを少なく
良いモノ、お気に入りのモノではなく使いやすいかどうか。

4.時間のかからないモノ・サービス
理解したり使うまでに時間がかからないモノ・サービス。

5.使い終わったらしまう
ベッドと机と椅子とパソコンだけの状態にするために、これ以外のモノは使い終わったら机の引き出しと半分残された収納スペースにしまい、目に入らないようにしました。

6.失敗したこと
モノ・サービスの力と自分の体力を過信して健康状態が悪くなってしまったことです。



父親が母親の介護をしていた時に「老々介護」と言っていましたが、十余年の間に自分も年を取ることを軽く見ていました。要介護者の健康状態だけではなく、介護者の心身の健康にも十分に注意しなければなりません。

現在は「シンプルな暮らし方」の他に「頑張らない・無理をしない・我慢しない」を心がけて生活しています。
次回は「モノを減らすために行ったこと」についてお話ししたいと思います。