シンプルライフとシンプルな暮らし方の微妙な違い

シンプルライフの2つの意味

「シンプルライフ」は2つの意味で使われていると思う。1つは「毎日の生活」という意味で使われ、も1つは「人生を通しての生き方」という意味である。



40代と50代、男性と女性のシンプルライフの違い


毎日の生活と人生デザイン

毎日の生活の積み重ねが人生になるという考え方もあれば、どう生きたいかという人生デザインが毎日の生活に反映されるという考え方もある。私は40代までは前者の考え方で50代になってから後者の考え方になった。

40代と50代の違いは

そもそも「ライフ(LIFE)」という意味には「人生・生活・生命」という3つの使い方がある。40代と50代で考え方が変わったのは、40代まではまだ先があると思い、50代になってからは先のことを考えるようになったからだろう。「シンプルライフ」という意味は年を重ねるごとに変わってきた。

女性のシンプルライフ

年代だけではない。男性と女性の違いもある。女性は毎日の生活の中でシンプルに暮らすことを考えるため、実生活に則した考え方を行う。オシャレな生活用品が主体になるのもわかるような気がする。そして増え過ぎたモノを断捨離する。

男性のシンプルライフ

男性と女性に分けるのは正しくないかもしれない。暮らしの主軸が家庭と家事にあるのか、職場と仕事にあるかの違いと言った方が適切だろう。男性の場合は、仕事をする期間の終わりを考え始めると、シンプルライフを人生と大きく考えてしまう傾向がある。定年という区切りがあるからだ。




時間と空間を軸にしてシンプルライフを考える


時間と空間をシンプルに

毎日の生活をシンプルにしようと考え始めると、あれもこれもというように考えてしまう。「時間」と「空間」を軸にして考えるとシンプルになる。人によってはこれに「人間」を「じんかん」と呼んで人間関係もシンプルにしようと考える人もいるが、私自身は毎日の生活では考えてはいない。

時間を軸にして

1日のスタートを朝にすると、朝起きてから次の日の朝までの1サイクルと考え、自分が行っている行動を記録することでシンプルにしたいことが明確になってくる。時間と言いながらもシンプルにするのは時間の使い方、すなわち「行動」となる。

空間を軸にして

1日を「どこで過ごすか」というのが空間を軸にする考え方である。自宅と外出先、職場、交通機関など、多くの場所がある。この中で長く過ごす場所をシンプルな空間にすると良いわけだが、公共の場所、共有の場所を自分好みにシンプルにすることはできない。なので「自宅」が多くなる。

40代までは女性主導で

時間と空間を軸にして考えると最大公約数は「自宅」という生活範囲になる。自宅にいる時間が少ない男性と自宅にいる時間が多い女性との差は生まれて当然である。毎日をシンプルに暮らすことを考えるのであれば、女性主導のシンプルライフが望ましい。 特に40代まではそうすべきだ。




40代までと50代からのシンプルライフは違う


40代までは女性主導でと書いたが、男性には自分のスペースを与えておけばよい。たとえ部屋のコーナーだけでも本棚だけでもだ。男性は職場でのシンプルライフを考えた方がよい。休日の過ごし方は女性に任せよう、もしくは女性目線で考えるのが望ましい。

ところが50代に入ると、冒頭にお話しした通り男性は先のことを考え出し、自宅での自分のスペースを広げたがる。ところがシンプルライフとはならない。女性よりも男性の方がモノに対する執着が強いのではないのだろうか。個人差はあるだろうが。

「シンプルライフ」の考え方を性差で分けようというのではない。40代までのシンプルライフと50代からのシンプルライフは違う、というのが今回お話ししたかったことだ。じゃあ、50代のシンプルライフってなんなの?ということは次回にお話ししたい。


『男は使えないものを集める』
『女は使えそうなものを捨てられない』