シンプルな食事

「シンプルライフ」だから「シンプルな食事」かというとそういうことでもない。どちらかというと調理の時間短縮が目的だった。「だった」と過去形なのは、体を壊してからは「体に良い食べ物」が目的になったからだ。
シンプルな食事・シンプルな調理・シンプルな食べ方




美味しくて栄養がある食事という考え方を変えた


食事に時間をかけない

食事に時間をかけられないのは両親の介護を行っていたからだ。両親の食事と同じ食事を食べることもあるが、やはり自分が好きなものを食べたくなることもある。デリバリーやレトルト、インスタントで凌いでいたが、食べる時間も不規則なので体に負担がかかっていた。

栄養のある食事とは

介護が佳境になると睡眠時間も少なくる一方で体力も使う。栄養価の高い食事とストレス、運動不足で心臓を患った。介護が終わった今は、減塩を中心に低糖質、高たんぱくを心がけている。実家の片づけを行いながらひとり暮らしをしているため、最初は調理に時間をかけることはできた。

新DASH食を取り入れたが

新DASH食という食事療法がある。DASHとは「Dietary Approaches to Stop Hypertension」という意味で、ダイエットの部分だけが強調されているが、高血圧のための食事療法だ。新DASH食のポイントは「減塩・ミネラル+食物繊維・低糖質」である。さらに三大栄養素の配分も考えなければならないので調理には時間がかかる。

シンプルに考えてみた

食事には「美味しい」と「栄養がある」という2つの要素がある。「美味しくて栄養がある」から「栄養があって美味しい」に考え方を変えた。栄養を優先させた。調理も手間をかけないは同じでも、「時間をかけない」から「時間をかける」ように変えてみた。食べ方は丼やワンプレートから小鉢に変えてみた。




シンプルな食事・調理・食べ方に挑戦中


シンプルな食事

食事療法を行うには、朝昼晩と小腹が空いた時に食べる間食、すべてに気を遣わなければならない。食事ごとに塩分を始めとする栄養価に気を遣うのは知識も労力も時間も必要になる。そこで考えたのが同じものを食べるということだ。ワンパターンにすると飽きてしまいそうだが、「美味しい」をあきらめてバリエーションを増やした。

シンプルな調理

よく言われるのが「素材を活かした」という調理の仕方である。これもまた知識と労力と時間が必要になる。美味しいものは、塩分・糖分・脂分がふんだんに使われている。これらの3つをあきらめて、酢味・辛味・旨味に比重を置くことにし、調理方法も弱火で行う長時間料理と、冷凍して味を凍みこませる方法を多用している。ツーパターン調理だ。

シンプルな食べ方

塩分制限は1日6g以下、朝食は極力塩分を取らずに、昼食と夕食に配分した。糖質は1食分を1日3回に分けるか、1食だけにした。これを可能にしたのが豆腐・油揚げ・納豆をはじめとする大豆製品だ。そして野菜と海藻類の酢漬けである。間食はお茶に酢漬け、炭酸水でお腹を膨らましている。

タンパク質は豊富に

タンパク質はたくさん食べても良いのだが、肉類・内臓類は塩分と脂分があるからたくさん食べれるのであって、塩分抜きの肉になるとたくさんは食べれない。そこで少量の塩で飽きないようにするために、燻煙調理とマリネ調理を行っている。この2つの調理法もほったらかしでできるので、重宝している。




毎日食べても飽きない食事


粗末と質素

シンプルな食事は粗末でも質素でもなく、ていねいな調理で素材を活かした料理だと思っていた。また、シンプルな調理は、時短調理を行い、時短家電や専用器具を駆使するしか方法がないと思っていた。これも過去形である。

道具と時間

調理道具は時短家電もジップロックも調理ばさみも使わない。まな板と包丁で十分である。調理の仕上げが短時間で済むように、ほったらかしで長時間仕込む調理方法がよい。仕込みが違うと仕上げは煮る・焼く・炒める・蒸すと同じでもバリエーションが増える。

小鉢と小皿

丼ものやワンプレートではなく、小皿と小鉢に分けて箸で食べると、ゆっくり時間をかけて食べるようになる。後片付けが面倒なように思えるが、同じ小皿と小鉢なので食洗器で簡単に洗える。思いのほか時間はかかっていない。

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シンプルな食事とは、時間と手間をかけずに美味しく栄養のある、そして目でも舌でも味わえる食事なのだろうか。今の私にとっては、毎日食べても飽きない食事がシンプルな食事になっている。

ちなみに今夜はベーコン巻きのベーコンを油揚げに変えた料理だ。からし醤油でも醤油にコーレーグースを垂らしたものをつけて食べても旨い。醤油はもちろん減塩醤油だが。