3つめのキーワード:ゆとり 

「シンプルライフ」のキーワードに「心地よさ」と「コンパクト」があることを今までにお話ししました。今回は3つめのキーワードである「ゆとり」についてです。空間だけで使うときは「余白」と使っていましたが、他の要素も考えて「ゆとり」としました。
人生後半戦の暮らし方


シンプルライフの基本となる4つの「ゆとり」


空間のゆとり

1年に2度、部屋の模様替えを行います。季節の変わり目に行うことが多く、GWと文化の日あたりが毎年狙い目です。部屋の模様替えを行うときにはルールがあります。床面積、壁面積に余白を設けることです。現在は3分の2ルールを適用しています。空間の余白はわかりやすい「ゆとり」です。

時間のゆとり

私は腕時計をしない派です。持ち歩く時計はスマホだけ、家の中には壁掛け時計がリビングに1つだけあります。以前は時間ぴったりに、もしくは時間前に行動するのタイプでした。いろいろなストレスが重なり体を壊し、それ以来は時間、正確には時刻を気にしないようにしています。時間に「ゆとり」を持つようになってからは、ストレスが軽減されました。

経済的なゆとり

頑張って働いていた頃よりも経済的なゆとりはなくなりました。体を壊して以来、「頑張らない・我慢しない・無理をしない」という過ごし方をしています。経済的なゆとりというのは、収入と支出のバランスであって、支出が少なくなれば収入が少なくてもゆとりはあります。ただ経済的なゆとりには限界がありますので、次の「心のゆとり」次第になっています。

心のゆとり

「心のゆとり」がなくなる要因はいくつかあります。ひとつひとつバラバラに起きるときは対応できるのですが、一度に起きたときに「心のゆとり」がなくなり心の病に罹ってしまいました。今では体も心も元に戻っているのですが、トラウマは残っておりフラッシュバックらしき症状があります。シンプルライフを始めた直接のきっかけはフラッシュバック回避でした。





考え過ぎが原因

シンプルライフを始めたのは、自分の性格である「考え過ぎ」を和らげるためです。良い方向に考え過ぎの時には、成績優秀、仕事もバリバリ行えるのですが、逆もあります。この逆の考え過ぎがストレスになり、ストレスがストレスを生むようになりました。いろいろと治療や療法を行ったのですが、最終的に「考え過ぎないこと」に落ち着きました。

シンプルな考え方

矛盾するようですが、考え過ぎないようにしてもまったく考えないで暮らしていくことは不可能です。いろいろなアドバイスをいただき、考え方をシンプルにすることにしました。シンプルな考え方にするには、自分の心の中を一度「無」にします。これが「無」だとわかるまでに数ヵ月かかりましたが、同時に「ゆとり」も感じることができました。

シンプルライフとゆとり

シンプルな考え方ができるようになると、目に入るモノやコトを減らすことに快感を感じるようになったのです。朝も目覚ましをかけずに起き、時間で仕事を始めるのではなく準備ができたら始めるようにし、食事も睡眠もすべてが変わりました。なにかに拘るという執着から、今では自分の気持ちに従うという愛着に変わっています。

ゆとりを保つために

「ゆとり」を保つためには、一度少なくしたモノを気に入っているモノに変えています。時間にとらわれ過ぎない暮らしをしていると仕事が限られますので、大きな流れの中で仕事をするようにしています。そのためには経済的なゆとりがもう少し欲しいのですが、考え過ぎないようにしています。




ゆとりを持てないことが1つだけある


ゆとりがないこと

まだ「ゆとり」を持てないことがあります。それは人間関係です。常識的に人との約束は守らなければなりませんが、守らなければならないと思う方が優先してしまうと、頑張り、我慢し、無理をしてしまうのです。相手がいると意識すると、まだゆとりを持てなくなることがあります。

シンプルライフのために

人間関係以外はシンプルに考えることができるようになり、シンプルライフを送れるようになり、心にもゆとりができるようになりました。毎朝、たまに寝る前に、じっと心を落ち着ける時間を持っています。座禅でもマインドフルネスでもないと自分では思っていますが。

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思い返せば、心が落ち着かないというのは子供の頃からだったかもしれません。常に何かに追いかけられているような考え方、暮らし方、働き方をしていました。今は目的はあっても中長期的な目標は持たないようにしています。その方が心が楽だからです。

シンプルライフを心から楽しんでいる人が最初は羨ましく感じていました。今は自分も心で感じるシンプルライフを送れるようになったつもりなので、このまま続けていきたいと思っています。