シンプルな考え方でシンプルに暮らす #3 タイム・イズ・マネーなのか
タイム・イズ・マネー

「タイム・イズ・マネー(時は金なり)」とは、アメリカ合衆国建国の父の一人であるベンジャミン・フランクリンの言葉として日本でも馴染みのある格言です。「タイム・イズ・マネー」とはどういう意味なのでしょうか。


時間イコールお金という考え方だけではない


時間とお金の交換

「時間とお金を交換する」と考えれば、働くことは時間をお金と交換することだと言うことができます。つまり働くことでお金を得る、お金を得るために働くという考え方になります。

何もしない時間は

「働くことでお金を得ることができた時間なのに、働かなかったためにお金を得ることができなかった」という考え方、お金を稼ぐ機会を失ったという意味の「機会損失」という考え方がフランクリンの考えです。

お金は価値の交換道具

今では、お金(現金)自体に価値はありませんが、フランクリンが「タイム・イズ・マネー」と説いた時には、お金は金と交換できる価値があったのです。時間はとても価値があるものだということはギリシャ時代から言われていたことです。

時間と価値とお金

フランクリンは「タイム・イズ・マネー」と同様に「クレジット・イズ・マネー(信用は金なり)」とも説いています。つまりお金(マネー)に置きかえて時間を大切にしなさいと説いていたのです。「フランクリンの十三徳」には次のような言葉も残されています。
勤勉
時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。




時間を大切にと言いながら自分の時間を売る


時給換算で考える

効率よく時間管理をする方法の1つとして、自分の行動を時給に換算して考える方法があります。例えば1ヵ月150時間勤務で30万円を稼いでいる人は時給2千円という考え方です。つまり1時間遊ぶとお金を使わなくても2千円稼げなかったという考え方です。機会損失の考え方ですね。

お金で時間を買う

お金で他人の時間を買うことができます。残念ながらお金で自分の時間を売る人がいるので買う人がいるのです。お金で時間を買う人がいても売らなければ、この売買は成立しません。自分の時間をお金で売り、得たお金でまた別のモノを買うという繰り返しが現代社会では行われています。

時間を大切にする

時間を大切にするのであれば、自分の時間を売ってはいけないという疑問を持っても不思議ではないでしょう。自分の時間は自分のために使うべきです。自分のためとは自分が生きるためです。時間とは自分そのもの、人生であり命でもあるのです。

時は命なり

宗教的・道徳的・倫理的というような話ではありません。シンプルに考えれば、生まれた時から時間が過ぎ、お金を持つようになるのは生まれてからずっと後の話です。お金より命があることのほうが大切だと思いませんか、という話です。





お金で時間は買えますし、モノも買えます。時間でモノは買えません。現物支給という支払方法があるにしてもお金がないから現物支給になるのです。お金があれば現物支給にはなりません。

時間とお金は切り離して考えてみてはどうでしょうか。大切なのは時間ではなく時間の使い方であり、同じように大切なのはお金ではなくお金の使い方だと思います。

シンプルな暮らし方とは時間とお金を使わないことではなく、時間とお金を上手に使うことだと思います。

シンプルな考え方(3) 【時間 ≠ お金】