シンプルな考え方でシンプルに暮らす #6 移動時間を少なくする
移動時間とは

シンプルな暮らし方に移動時間が関係あるのかと思うかもしれません。1日の中で移動時間はどのくらいあるでしょうか。自宅から他の場所への移動時間もあれば、自宅内での移動時間もあります。


自宅と勤務先以外で過ごす時間はすべて移動時間


生活移動時間

1日の中で自宅以外の場所に移動する時間はどのくらいあるでしょうか。通勤時間は労災の対象にはなりますが労働時間ではなく個人の時間として判断されます。つまり定められた勤務時間+時間外労働時間以外はすべて個人の生活時間となります。

自宅と勤務先以外

生活移動時間は自宅を起点とすると片道だけではなく往復の時間となります。買い物などはお店に滞留する時間も移動時間の一部になると考えますし、外食・実家・習い事・レジャーなど自宅と勤務先で過ごす以外の時間はすべて移動時間と考えます。

私的外出時間

1日の移動時間よりも1週間の移動時間(=私的外出時間)を集計した方が分かりやすいかもしれません。シンプルな暮らし方とは自宅で過ごす時間であって、外出先での時間の過ごし方ではありません。

移動時間は少なく

シンプルな暮らし方は外出先でのシンプルな時間の使い方とは異なります。したがって移動時間を短くすることは、自宅で過ごす時間を多くすることになります。移動時間を少なくするためには、自分が移動するのではなく外出せずに目的を達することができればよいのです。

移動時間で失うもの

移動することで失うのは時間だけではなく体力とお金も失います。一方で必要以上に身だしなみを整えたり不要なコミュニケーションが増えます。移動時間が悪いのではなく不用意に移動時間を増やすことで失うものが多いことを理解すべきでしょう。




自宅の暮らし方は「点」で時間を使っていないだろうか


暮らしの動線

自宅内は限られた範囲ですので外出時の移動時間と比べると少なく、1日の中での移動時間を考えることになります。自宅の中での移動時間は短い時間の連続です。移動時間を少なくするためには移動しない生活がよいのでしょうか。

座ったままの生活

家に居るときは定位置があり、座ったままで動かないという生活をしている人もいると思います。このようなタイプの人は、自分の座っている場所から手の届く範囲に生活に必要なものが置かれているという生活になりがちです。

「点」で考える暮らし

シンプルな暮らし方はモノやコトに重点を置いて考え、モノやコトの質と量にこだわりを持ち、整理整頓をすることで時間とお金を有効に使うという考え方につながっていきます。もちろんこれらの要素も大切ですが、これらは「点」の考え方になりがちです。

「動線」を考えた暮らし

点と点をつなぐ「線」のあるシンプルな暮らし方をするためには「動線」を考えることが必要になります。すでに住んでいる家の動線を変えるためには大掛かりなリフォームが必要ですが、動線を先に考えてモノやコトの質と量こだわるようにしてはどうでしょうか。




自宅では動線を考えたシンプルな暮らし方、外出時は?


動線を考えるためには、家具を置いていない状態の間取りを描き、家の中の動線を書き込みます。そもそも集合住宅は動線が考えられていない場合が多く、パズルの組み合わせのような間取りも多いのです。

家の中で最も頻繁に使う動線を基準にして家具の配置を考えます。家具には高さがあるので平面では分からないような動線を遮るような家具があるかもしれません。動線を重視した暮らし方を行うためには家具の高さを揃えることです。

家の中の動線が決まったら、同じように外出時の移動線も考えてみましょう。自宅と最も頻繁に行き来する場所の動線だけではなく、複数の動線を持っているでしょうか。外出する時の移動線は複数持つことをお勧めします。

なぜなら複数の移動線を持つことによって生活にバリエーションが出るからです。シンプルな暮らし方は単調になりがちですので、移動時間は少ない方がよいのですが変化を持たせることで単調さを和らげられるからです。

シンプルな考え方(6) 移動=時間