人生後半戦の暮らし方
「シンプルライフ」が関わる範囲は生活全般に渡りますし、大きく考えると人生全般にも関わります。「シンプルライフ」って心地のよい素敵な言葉だと思いますが、その意味することはどんなことなのでしょうか。


私のシンプルライフとは


「シンプル」には「質素・簡単・単純・簡素」などの意味があり、「ライフ」には「生活・生命・人生」などの意味がある。「シンプルライフ」を「質素な生活」という解釈の仕方があるが、これはシンプルライフの一部であってすべてではない。

「シンプルライフ」は人によって解釈の仕方が異なる。シンプルとライフの意味が複数あるように、シンプルライフの解釈の仕方が複数あっても不思議ではない。ただそれでは「シンプルライフ」という言葉に惹かれてこのブログにたどり着いた方に申し訳ない。

そこで今回は私の「シンプルライフ」についてお話ししてみたいと思う。



シンプルとは複雑でないこと

「シンプル」という言葉を使うときには、シンプルの反対側にある「複雑」を意識して「複雑でない」という意味で使う人が多いのではないだろうか。そして「ライフ」の意味も毎日行っている「暮らし」といういろいろなモノやコトに関わることを含めて使っていると思う。

「シンプルライフ」を「複雑でない暮らし」と考えると「質素な生活」とどこが違うのだろうか。毎日の生活はそんなに複雑だろうか、自分の暮らしぶりは質素だろうかと考えてしまう。シンプルライフのシンプルはの反対側にあるのは「複雑でない」ではなく「贅沢ではない」といういみで使っているのではないだろうか。

シンプルライフの条件には「質素=贅沢でない」ということが含まれている。

シンプルライフとは感覚的なもの

質素と贅沢の境界は人それぞれ違うし、時期によっても違う。お金があるときは贅沢に、お金がないときは質素にと考えるのが庶民である。さらにお金がある・ないと感じる基準も人それぞれ違う。こうなるとシンプルライフは質素・贅沢という考えとは徐々に離れていく。

「高い」の反対が「低い・安い」、「多い」の反対が「少ない」、「大きい」の反対が「小さい」、「広い」の反対が「狭い」というように基準はないがひとりひとりの感覚で話す言葉がある。質素・贅沢も感覚的な表現なのでシンプルライフの条件としては意味がなくなる。

シンプルライフは感覚的な表現で、人によって時期によって異なることになる。これではシンプルライフについてお話しする意味がない。




シンプルライフとミニマルライフ


「シンプルライフ」と似ているようで違う暮らし方に「ミニマルライフ」がある。また「ミニマル」が意味する最小限・最低限を表す言葉には他にも「ミニマム」がある。ミニマルとは必要最小限・最低限を表し、ミニマムは条件下での最小限・最低限を表す。

例えば、「最低でも時給1000円の仕事」はミニマル、「最低賃金である時給900円の仕事」がミニマムである。シンプルライフはミニマルという考え方と同じ線上にある。必要最小限・最低限の「必要」の部分に個人差があるからだ。

シンプルライフを人それぞれの必要に応じて範囲を縮小していくと、必要最低限・最小限の暮らし方であるミニマルライフになる。

シンプルライフの基準・標準

睡眠時間を例にして考えてみよう。最低睡眠時間は「眠らない」という0時間になるが、これはミニマムなのでミニマルを考える。自分にとっての必要な睡眠時間は最低何時間だろうか。私は夏は6時間40分、冬は7時間30分、睡眠サイクルが夏のほうが短いようだ。

もちろん体調によっても異なるが、快適に1日を過ごすにはこのくらいの睡眠時間が必要だ。シンプルに考えるならば夏と冬の違いはあっても睡眠時間を決めることで残りの時間が活動時間となる。睡眠時間が不規則ではシンプルな暮らしとは言えない。

シンプルライフで重要なことは自分の中で「基準・標準」を決めることだ。決めることができなければシンプルライフは行なえない。



シンプルライフは一様ではない

シンプルライフを行うために自分の基準・標準を決めるとなると毎日の生活の中でどのくらいの基準・標準を決めなければならにだろうか。冒頭に「シンプル」は複雑でないという意味で使うとお話ししたが、シンプルライフにはいくつもの基準・標準が存在することになり複雑でないとは言えない。

シンプルライフには自分にとって「必要最低限の〇〇〇」という考え方が必要であることはお分かりいただけただろうか。ある人にとってはシンプルでも別の人にとってはシンプルではないということは当然なのだ。人によって必要最低限が違うからである。

シンプルライフは一様に語ることはできない。シンプルライフについてお話しできるとすれば、自分のシンプルに対する考え方、ライフに対する考え方、自分の考える基準・標準についてということになる。

今日はここまで。